2つの選択!掛け捨てと終身を考える

入院保険に加入する際に、一番ややこしい問題が、掛け捨て型と終身型のどちらを選ぶかです。

保障内容が全く同じでも、月々に支払う保険料が倍以上変わるケースもあり、どちらを選べば得なのかは難しい問題です。

また、終身型でも支払いタイプが終身払いと有期払いの2種類に分かれており、掛け捨て型を含めれば実質3つの選択肢となります。こうなると、よっぽど保険の知識がないと、どれが得でどれが損かは分からないでしょう。

そこで、それぞれの保険料や保障内容について解説します。

まずは掛け捨て型の保険ですが、加入時は最も安い保険料で済みます。しかし、いったん満期を迎えて更新する場合には、保険料が値上がりしている事がほとんどです。

つまり、保険を更新するごとに保険料が値上がりしていくのです。

なので、2回程満期を迎えた50歳代の保険料では、完全に終身型を上回ってしまいます。

しかし、中には値上がり幅の小さい掛け捨て型もありますので、掛け捨て型に加入の際には満期更新時の保険料についてもあらかじめ調べておきましょう。

次に終身型ですが、終身払いと有期払いの2種類に分かれます。

終身払いは文字通り、保険に加入している期間はずっと保険料を支払い続けるタイプで、有期払いは60歳まで等の定められた期間までに一生分の保険料支払いを済ませてしまうタイプです。

月々の保険料では、有期払いの方が終身払いよりも高くなっています。

しかし、保険料の支払い総額で見ると、有期払いの方が長生きした場合には安く済みます。

何歳まで入院保険が必要なのかは、何歳まで生きるかという事ですので、自分で入院保険を必要とする時期を予測するのは難しいです。

例えば、自分は長生きしないから、終身型の有期払いは損だ、と若いうちから決めてしまう訳にはいきませんし、先が見えないのに、長生きすると仮定して高い保険料を払い続けるのも嫌だという方もいるかもしれません。

この辺の判断基準は人それぞれですので、自分の健康状態や経済状況と併せて決めると良いです。
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