サラリーマンと自営業者は必要保障が違う!

サラリーマンの方と自営業者の方とでは、入院した時のリスクが格段に違います。

ですから、入院保険の選び方もそれぞれに合った選び方をしなくてはなりません。

まず、サラリーマンの方が入院した場合は、収入減に対してクッションとなるものが二つ存在します。

一つ目が有給休暇で、入院中、就業できない期間を会社で有給休暇扱いにしてもらえれば、収入減はまぬがれます。

二つ目が健康保険組合や共済組合にある傷病給付金制度です。

これは、入院や自宅療養など、長期欠勤の際に月収の3分の2程度の給付金を1年半まで受け取れる制度です。

このような二つのクッションがありますので、サラリーマンの方の入院のリスクは意外と低く、入院保険の保険金も日額5000円あれば、入院費用をまかなえます。

また、収入減への対応やその他雑費などが多くかかってしまうケースを考慮しても、日額10000円の入院保険で十分です。

これに対して、自営業者の方は入院のリスクを抑える為の手段が少なく、自然と入院保険のウエイトが高くなります。

まず、入院中は仕事に就けませんので、収入減に対する手段が自身の貯蓄に限られてしまいます。

また、国民健康保険には傷病給付金がありませんので、この点でも収入減に対するリスクは高まります。

さらに、自分が入院する事で代わりに誰かを雇わなくてはならない場合には、仕事上の経費が増すので、収入減に繋がりやすく、入院によって生活が圧迫されてしまう可能性もあります。

ですので、特に自営業者の方は入院保険に加入する必要性が高いと言えます。

入院保険についても、保険金日額15000〜20000円程度の物に加入して、余裕を持って入院出来るようにした方が治療に専念でき、結果、入院も長引かず、再入院にも繋がりにくいのです。

また、自営業者の方等を対象にした、所得補償保険という保険もあります。

これは、入院等で一定期間仕事に就けない時に、その間、保険金として設定した額を保険金として受け取れる保険です。

扱いとしては生命保険会社ではなく、損害保険会社となります。

保険料が若干高めの保険ですが、自分が働けなくなったら、即収入が無くなってしまう、個人事業主の方等に向いている保険ですので、検討してみてはいかがでしょうか。
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